2022年2月22日は「スーパー猫の日」といわれる。猫カフェや猫グッズなど関連需要で生まれる経済波及効果「ネコノミクス」は過去最高水準の2兆円近くになるとの試算も出ている。コロナ禍の巣ごもりを背景にネコ人気はさらに高まり、景気を好転させるきっかけになるとも期待されている。
ビッグイベントの経済効果を分析している関西大学の宮本勝浩名誉教授(数理経済学)の試算によると、22年のネコ関連の経済効果は約1兆9690億円。宮本氏が過去に試算した東京五輪・パラリンピック(6兆1442億円)の3分の1、東京マラソン(271億円)の73倍に相当する。
内訳は、一般社団法人ペットフード協会が昨年12月に発表した「全国犬猫飼育実態調査結果」をもとに年間飼育費用を約9081億9792万円と算出。猫グッズや猫カフェなどへの支出約20億円、「ネコ駅長」や「ネコ店長」などのいる地域や、全国各地に散在する「ネコ島」への旅行などで生まれる消費約13億9200万円など約9115億8992万円の「直接効果」を導いた。